<感想(ネタバレあり)>
冒頭ボスニア戦争のシーンが描かれて、虐殺があって
その虐殺の犯人たちを処刑するシーンで開始します
そして現在、ジョン・トラボルタ演じるコバチはあるNATO軍人を
18年かけて突き止めます
一方その頃アメリカではロバート・デニーロ演じる元NATO軍人のフォードの
暮らしが描かれていますが、どうやら息子夫婦とうまく
いっておらず孤独な一人暮らししています(妻とは離婚)
鹿を狩るのかと思いきや(「ディアハンター」に出てますからね)
ただ鹿を撮影すんのかい!とか若干しょうもないセルフパロディの後
自宅の洗面台の鏡が割れて自分の顔が映し出されますが
それはこの男が心の問題を抱えているという描写ですね
薬を買いに行こうと車で出かけたら車の調子が悪くて立ち往生して
いたところそこにコバチがやって来て助けてくれます
お礼に家に来るようにフォードは誘いそこで
意気投合します
が、コバチはたまたまそこに居合わせた訳ではなくフォードに
会いに来たのです
復讐の為に?
コバチはフォードの脚に弓を射て負傷させますが
なぜかトドメ刺しません
ここからなんかへんな会話劇っぽくなります
こんどはフォードが反撃して追い詰めますがフォードも
トドメを刺せるのに刺しません
なんか若干スラップスティックコメディに見えなくもないかな?🤣
このお互いに追い詰めてトドメを刺さない、攻守交替のシーンが
なんどか繰り返されるんですよ
いったいなんなんだこれはと思ったのですが
これはどうやら二人が会話することによってお互いのストレスを
表出して自分達を癒していくセラピーの様な物語なのではないかと
思いました
昔の青春もので河原で夕日をバックに殴り合い
「お前、やるじゃねえか」「お前こそ」「アッハッハッハ」みたいな
結局どちらも死なず(!)
二人は心の傷を手当してそれぞれ前に進んでいくという
終わり方…(;^ω^)
見所としては
・ジョント・ラボルタの髭面(パッと見だれかわからなかったです)
・拷問シーンの痛々しさ(「レモネード」沁みるー😫)
くらいですかね
監督がだれかと思って調べたら「デアデビル」のマーク・スティーヴン・ジョンソン
だったので「あっ(察し)」でした😌