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映画 「フレンチ・ラン」感想

いわゆる「カウンターテロもの」です

 

<あらすじ>

スリのマイケル(「ゲーム・オブ・スローンズ」のリチャード・マッデン)と

CIA職員のショーン(「パシフィック・リム」や「アベンジャーズ」のイドリス・エルバ)が成り行きで手を組んでフランス建国記念日に起きるであろうテロを

未然に防ごうと奮闘するのだが…

 

といった感じですが見所としては

・舞台がパリなのでいつものハリウッド映画と違って色彩が落ち着いた感じ

・アクションシーンは「ジェイソン・ボーン」三部作辺りから流行り始めた

 「リアルヒッティング」で子気味いい

 

 

・自称スリの天才マイケルのスリのテクニック

・カーチェイスシーンで映ったパリの街並み

 

になりますが、調べてみると映画本編よりも映画のタイトルと公開年に起きてしまった

事件に目がいってしまいました

 

<不運な、あるいは予言的な映画>

まず映画のタイトルなんですけど日本のDVDでのタイトルは「フレンチ・ラン」

ですが、原題は「Bastille Day」なんですよ

どういう意味かといいますと「フランス建国記念日」なんですけどたぶん

日本で売る時のタイトルとしてはとっつきが悪いので変更したと推測します

 

で、映画の製作は2014年でまずイギリスで2016年に公開される予定だったのですが

2015年に「パリ同時多発テロ事件」が起きてしまい公開が延期されています

その後イギリス・アイルランドスウェーデンで公開され、2016年の7月13日に

フランスで公開されています

なんで細かく日付を記載しているかといいますと

フランス建国記念日」が7月14日なんですよ

制作側がフランス建国記念日の前日に公開して「ほら、テロは未然に防がれ

ましたよ。だから安心してください」としたかったのかも知れませんが

なんとその建国記念日当日に本当のテロ事件が発生してしまいます

 

「ニーストラックテロ事件」と言うんですけど

その後2016年7月17日に映画は引き揚げた、引き揚げざるを得なかったんでしょう

この映画にとってはあまりにも不運であり、または予言的な映画に

なってしまいましたね

 

テロ事件で亡くなられた方のご冥福をお祈りします