トム・クルーズ主演、夢と現実が交錯する映画です
「ナイト&デイ」の感想で触れたので、この映画の事も取り上げない
訳にもいかないと思いましたので(;^ω^)
<あらすじ>
大手出版社の株を51%も持っているがそれは父親の残した遺産で、周りからは
「市民〇ニース」と呼ばれているプレイボーイのデヴィット(トム・クルーズ、私は
吹き替え版で視聴したので声優の鈴置洋孝さんの声が懐かしい)は
ジュリー(キャメロン・ディアス)といわゆる〇フレの関係、自分の誕生日
ソフィア(ペネロペ・クルス)を一目見て気に入り親しくなる
が、そのことに嫉妬したジュリーになかば無理心中っぽい感じで交通事故に
遭いジュリーは死亡、自身も腕を怪我しそのうえ顔に大けがを負ってしまう
顔の怪我が治るまで医療用の仮面をつけさせられ、ソフィアに再開するのだが…
<感想>
冒頭に「目を覚まして」という象徴的なセリフで始まります
その後シーンが進んでいくと観客に明確に意識させるセリフやメッセージが
散りばめられます
「夢を生きている」「自分の人生を生きるんだ」
親友ブライアンの服に書かれている「FANTASY」の文字
「人生は苦さと酸っぱさ」「人はいつでも出直すことが出来る」
「君にとっての幸せは?」「モネの絵画(映画のタイトルバニラ・スカイの元ネタ)」
「LE社の延命療法」「潜在意識は重要だ」
事故で顔が傷つき、変わり果てたトムは痛々しい😭
事故の後仮面をつけたデヴィットは夢なのか現実なのかわからない
状態に悩まされます
自分がどうなっているのか突き止めようとするんですけど
この映画を観る前に断片的な情報は入れていたので
「よーし、じっくりと観てこの映画の謎を解明してやる!」と
息巻いていたのですが、終盤に映画がネタ晴らしをしちゃうんです😫
なんか「おまえらここまで説明してやんないとわかんないだろ😆」
みたいな感じで拍子抜けというか悔しいというか…
最後のデヴィットが〇〇〇〇〇シーンですが
おそらくこれは「Leap of faith(思い切って〇〇する)」ってやつなんでしょうね
「Faith」と「Face(ここではおそらく仮面、ペルソナ)」でかかってもいますしね
そしてデヴィットは「目を覚まして」本当の人生を始めるというところで
映画はエンディングを迎えます
視聴後にこれはメンタルヘルスを
表現した映画なのかなと感じました
富豪だった欲深の父(おそらく毒親)の遺産で金銭的に不自由
はしていない、いわゆる「リア充」のデヴィットだけど自分の人生を
生きていない、今の立場は望んでいるわけでもなく周りは敵だと
思っている(親友のブライアンさえも)
夢は潜在意識の表れだとしたら、目覚めると自分が意志すれば
自己を変えられるというのが明確なテーマですよね
この後に「ナイト&デイ」を観ると「キャメロン、「バニラ・スカイ」では
ひどい目に遭わせてごめんね。お詫びに今回はハッピーエンドだよ」
みたいに見えちゃいます(「ナイト&デイ」の方が公開年が後ですしね(^^ゞ)