完全にネタバレありの感想なので、ご覧になる方は
全話視聴後でお願いします
↑みんな大好きクセ強ダンスシーン😆
このシーンはエピソード4「すばらしき夜の憂鬱」の33分15秒あたりから
曲は、ザ・クランプスの「Goo Goo Muck」です
まずは登場人物が多いので整理しておきましょう
<登場人物>
アダムス家
・ウェンズデー・アダムス(ゴメズとモーティシアの娘、主人公)
・ゴメズ・アダムス(アダムス家の当主)
・モーティシア・アダムス(ゴメズの妻)
・パグズリー・アダムス(ウェンズデーの弟)
・フェスター・アダムズ(ウェンズデーの叔父)
・ハンド(文字通り「手」手だけなのに表情豊か、優秀でいいやつ)
ネヴァーモア学園とジェリコの住人
・ビアンカ(学園の女王”セイレーン”)
・ゼイヴィア(ウェンズデーの幼馴染”人狼”)
・イーニッド(ルームメイト”人狼”)
・ユージーン(養蜂部唯一の部員)
・ガルピン(保安官)
・タイラー(保安官の息子)
・オティンガ(学園長)
・ローワン(学園の生徒)
・キンボット(カウンセラー)
・エイジャックス(イーニッドの友達)
・ソーンヒル(学園の寮母)
<感想>
視聴する時の前提というか心構えとしては
これはあくまでもスピンオフ作品で、ウェンズデーが主役である事
そう思って観ないと「これはアダムスファミリーじゃない!」と
感じてしまいます
監督、エグゼクティブプロデューサーをティム・バートンが
務めていますが、彼は今までアダムスファミリーに
関わった事が無いのが不思議なくらい相性バッチリでしたね
根底にあるテーマは「思春期の不安と悩み」で
そこに学園物、犯人捜しの謎解きとモンスター物をミックスした内容です
エピソードの途中までは学園物色が強くて、学園の女王ビアンカ
と対立するんですけど、このビアンカ最初は傲慢な
キャラクターに感じられるんですが、なんと怪しげな
新興宗教団体に所属していた母親から逃げて来て
本名は違うことが分かります
母親が自分の居場所を突き止めて会いに来るのですが
その時のビアンカのうろたえた表情が、それまでに見せた事が
無かったのでこちらもうろたえてしまいます
「あなたの能力は呪いなのよ」とか言って言葉で
操作しようとするし(セイレーンだから)
ここらへんの描写は完全に毒親ですね
イーニッドの母親が娘が狼になれないのを心配して
(こういう場合母親が自分の不安を手当したいだけ)
特別な施設に入れようとして、イーニッドが
「私って他の人達と比べておかしいの?」というコンプレックスを
増大させてしまうエピソードなんかは同世代の共感を呼ぶでしょう
そしてウェンズデーは、父親が32年前に殺人事件を起こしていたことを知り
抱いた疑念、母親との間にある思春期特有の対立と
その解消を描いています(彼女の場合あまり深刻にならずにあっさりと解消)
その話と「連続殺人犯である怪物の正体」「ウェンズデーの幻視に出て来る少女」
を並行して描きます
<ウェンズデーのハイスペックっぷりとハンドのバディ感>
主役のウェンズデーがハイスペックなんですよねこのドラマ
これには理由があって、そうでないとこのドラマ内では
あっという間に退場してしまうのでそうしているんでしょう😅
後半になるとかなり「子供にそこまでするのか」的な話になって
いくので、それに耐えうるスペックを持たせたのではないかと
仮にパグズリーが主役だと全く別の話になってしまいますし…(^^ゞ
彼女は基本、孤独というよりは「孤高(KOKOU)」なんですよね
賢くて、身体能力も優れているので自分からどんどん
謎の解明に向かって突き進んで行くのですが
そのせいで周りから浮くどころか
周りの人を巻き込んだり利用したり結構ヒドイです
それでも結局みんな彼女を助けるんですけどねー😅
そして「ハンド」ですが、私の好きなキャラクターで
なかなか出て来てくれなかったので出て来た時は嬉しかったです。
このキャラだけで3分間くらいのショートアニメ作って欲しい
ハンドはウェンズデーに絶対服従なのですが、この2人のバディ感が
強いので陰惨な展開もほっこりするんですよ
黒幕に襲撃されてハンドが瀕死の重傷を負った時なんか
ウェンズデーは劇中唯一涙を流します
彼女はペットのサソリを殺された時から
泣かないと決めていたんだけど
泣いた、というか泣く事が出来た
達が、今の世の中があまりにもストレスが強いので
いちいちそれに反応していたら疲弊してしまうから
防衛策としてそうなった事を表現していて
だけどそんな事を続けていると自分が何者かが
分からなくなってしまうので、ここから
彼女が感情を完全に取り戻すのかは注目ですね
<結末>
後半はモンスター映画色が強くなって行き
犯人が誰かなのかも二転三転していきます
ウェンズデーが「こいつが犯人だ」的に問い詰めるんですけど
たしかに観ているこちらも犯人だと思っていたキャラが違ったり
するので「え、違うの?🤔」ってなりますよね
ちゃんと伏線があって犯人の正体も納得がいきます
そして結構ひどい目に遭わされてる学園の生徒たちの
協力もあって事件は解決する
ここで、生徒それぞれの悩みの種であり呪いだとも言われていた
能力を使ってウェンズデーを助けますが
学園で疎外されていた一人だけの養蜂部員
ユージーンが決め手になるのは感動しますね
<終わりに>
予習に実写版アダムスファミリー1,2作や関連作品を紹介しておきます
映画版アダムスファミリーを先に観るか後に観るかで
印象が変わるでしょうね(^^ゞ
youtubeで「アダムスファミリー Honda」で
検索するとCMが出て来ますので参考までに
Netflixを利用しているなら観てないと損です、おススメです\(^o^)/