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Netflix「ウェンズデー/Wednesday」シーズン1 全話視聴後の感想(ネタバレあり)

完全にネタバレありの感想なので、ご覧になる方は

全話視聴後でお願いします

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↑みんな大好きクセ強ダンスシーン😆

このシーンはエピソード4「すばらしき夜の憂鬱」の33分15秒あたりから

曲は、ザ・クランプスの「Goo Goo Muck」です

 

まずは登場人物が多いので整理しておきましょう

<登場人物>

アダムス家

・ウェンズデー・アダムス(ゴメズとモーティシアの娘、主人公)

・ゴメズ・アダムス(アダムス家の当主)

・モーティシア・アダムス(ゴメズの妻)

・パグズリー・アダムス(ウェンズデーの弟)

・フェスター・アダムズ(ウェンズデーの叔父)

・ハンド(文字通り「手」手だけなのに表情豊か、優秀でいいやつ)

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ネヴァーモア学園とジェリコの住人

ビアンカ(学園の女王”セイレーン”)

・ゼイヴィア(ウェンズデーの幼馴染”人狼”)

・イーニッド(ルームメイト”人狼”)

・ユージーン(養蜂部唯一の部員)

・ガルピン(保安官)

・タイラー(保安官の息子)

・オティンガ(学園長)

・ローワン(学園の生徒)

・キンボット(カウンセラー)

・エイジャックス(イーニッドの友達)

・ソーンヒル(学園の寮母)

<感想>

視聴する時の前提というか心構えとしては

これはあくまでもスピンオフ作品で、ウェンズデーが主役である事

そう思って観ないと「これはアダムスファミリーじゃない!」と

感じてしまいます

 

監督、エグゼクティブプロデューサーをティム・バートン

務めていますが、彼は今までアダムスファミリーに

関わった事が無いのが不思議なくらい相性バッチリでしたね

 

根底にあるテーマは「思春期の不安と悩み」で

そこに学園物、犯人捜しの謎解きとモンスター物をミックスした内容です

 

エピソードの途中までは学園物色が強くて、学園の女王ビアンカ

と対立するんですけど、このビアンカ最初は傲慢な

キャラクターに感じられるんですが、なんと怪しげな

新興宗教団体に所属していた母親から逃げて来て

本名は違うことが分かります

 

母親が自分の居場所を突き止めて会いに来るのですが

その時のビアンカのうろたえた表情が、それまでに見せた事が

無かったのでこちらもうろたえてしまいます

 

「あなたの能力は呪いなのよ」とか言って言葉で

操作しようとするし(セイレーンだから)

ここらへんの描写は完全に毒親ですね

 

イーニッドの母親が娘が狼になれないのを心配して

(こういう場合母親が自分の不安を手当したいだけ)

特別な施設に入れようとして、イーニッドが

 

「私って他の人達と比べておかしいの?」というコンプレックスを

増大させてしまうエピソードなんかは同世代の共感を呼ぶでしょう

 

そしてウェンズデーは、父親が32年前に殺人事件を起こしていたことを知り

抱いた疑念、母親との間にある思春期特有の対立と

その解消を描いています(彼女の場合あまり深刻にならずにあっさりと解消)

 

その話と「連続殺人犯である怪物の正体」「ウェンズデーの幻視に出て来る少女」

を並行して描きます

 

<ウェンズデーのハイスペックっぷりとハンドのバディ感>

主役のウェンズデーがハイスペックなんですよねこのドラマ

これには理由があって、そうでないとこのドラマ内では

あっという間に退場してしまうのでそうしているんでしょう😅

 

後半になるとかなり「子供にそこまでするのか」的な話になって

いくので、それに耐えうるスペックを持たせたのではないかと

 

仮にパグズリーが主役だと全く別の話になってしまいますし…(^^ゞ

 

彼女は基本、孤独というよりは「孤高(KOKOU)」なんですよね

賢くて、身体能力も優れているので自分からどんどん

謎の解明に向かって突き進んで行くのですが

 

そのせいで周りから浮くどころか

周りの人を巻き込んだり利用したり結構ヒドイです

それでも結局みんな彼女を助けるんですけどねー😅

 

そして「ハンド」ですが、私の好きなキャラクターで

なかなか出て来てくれなかったので出て来た時は嬉しかったです。

 

このキャラだけで3分間くらいのショートアニメ作って欲しい

 

ハンドはウェンズデーに絶対服従なのですが、この2人のバディ感が

強いので陰惨な展開もほっこりするんですよ

 

黒幕に襲撃されてハンドが瀕死の重傷を負った時なんか

ウェンズデーは劇中唯一涙を流します

 

彼女はペットのサソリを殺された時から

泣かないと決めていたんだけど

泣いた、というか泣く事が出来た

 

彼女が基本無表情なのは現代社会のティーンエイジャー

達が、今の世の中があまりにもストレスが強いので

いちいちそれに反応していたら疲弊してしまうから

防衛策としてそうなった事を表現していて

 

だけどそんな事を続けていると自分が何者かが

分からなくなってしまうので、ここから

彼女が感情を完全に取り戻すのかは注目ですね

 

<結末>

後半はモンスター映画色が強くなって行き

犯人が誰かなのかも二転三転していきます

 

ウェンズデーが「こいつが犯人だ」的に問い詰めるんですけど

たしかに観ているこちらも犯人だと思っていたキャラが違ったり

するので「え、違うの?🤔」ってなりますよね

 

ちゃんと伏線があって犯人の正体も納得がいきます

 

そして結構ひどい目に遭わされてる学園の生徒たちの

協力もあって事件は解決する

 

ここで、生徒それぞれの悩みの種であり呪いだとも言われていた

能力を使ってウェンズデーを助けますが

学園で疎外されていた一人だけの養蜂部員

ユージーンが決め手になるのは感動しますね

 

<終わりに>

予習に実写版アダムスファミリー1,2作や関連作品を紹介しておきます

映画版アダムスファミリーを先に観るか後に観るかで

印象が変わるでしょうね(^^ゞ

 

youtubeで「アダムスファミリー Honda」で

検索するとCMが出て来ますので参考までに

 

Netflixを利用しているなら観てないと損です、おススメです\(^o^)/