金曜ロードショーで「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
が放送(地上波初)されるという事なのでテレビシリーズの
おさらいをしておきます
<あらすじ>
我々の住む世界とは別の世界
4年続いた戦争が終わり
そこで人間扱いされず武器として扱われていた
少女(ヴァイオレット・エヴァーガーデン)は戦闘中に負傷し
両腕を失ってしまい入院する
退院後自動手記人形として郵便社に勤めるのだが
彼女はMIA(作戦行動中行方不明)
になったギルベルト少佐に会いたがっている
ギルベルト少佐が最後に言った言葉「愛してる」の意味が
わからないヴァイオレットは代筆業を通じて
その意味を理解していく
<感想>
告白しますと、私はこのアニメを誤解して視聴して
いたんですよ
「ヴァイオレットちゃんいいなー、まわりにいい人がいっぱいいて
その人たちからちゃんと保護されて、助言をもらえたり助けてもらえて
羨ましいなー私のまわりにはそんな人いないからなー」
などと嫉妬ではなく本当に羨ましくてなんか若干
疎外感を感じたりもしていたのですが
そもそもの視聴方法が違っていたんですよ
このアニメは我々のいる世界とは違う世界を舞台にして
戦争から帰って来た兵士の社会復帰の話(いわゆる復員兵もの)
なのですが
これは実は日本社会の子供たちが現在置かれている状況を
描いているんです
今の日本では学校は戦場で競争があり、そこでは子供たちは
人間扱いされず、自分を表現する事を事実上禁じられ
疲弊して人間性を喪失していると
そういった傷ついた子供たち(負傷兵)を癒す為のアニメなんだと
ヴァイオレットが戦闘で負傷して腕を喪失しているのは
感情表現が出来ない事のメタファーだったんですね
「愛を知りたいのです」って劇中で言ってますしね
他人との会話で敬礼してしまうのは
そういうふるまいしか教わっていないから
まわりにいい人たちがいてくれるのはこのアニメ自体が
子供たちを癒す目的で作られている為だったんですね
たぶん私がもうおっさんだから彼女に感情移入出来なかった為に誤解して
しまっていたんですよね…(-_-;)
となるとこの日本社会ってかなりヤバいんだなと憂鬱に…😰
もう映画館で観ている人も、未視聴者も同じ時間に
映画を一緒に観ると盛り上がりますので、それまでにおさらいをすることをおススメします\(^o^)/