初めて韓国映画の感想をアップします(^^ゞ
<あらすじ>
大学生のキョヌ(チャ・テヒョン)は地下鉄の
ホームで酔っ払っていた「彼女(チョン・ジヒョン)」に出会う
やたらに過激な言動を繰り返す彼女に困惑するキョヌだが
やがて彼女に惹かれていく、だが彼女にはある秘密があった…
<感想>
観ている途中まで私はこの「彼女」がキョヌの
脳内で作り出された歪んだ願望なのかと思っていたんです
なぜかというとキョヌは子供の頃
女として育てられていて
恋愛漫画のヒロインに憧れている
そして現実のキョヌは見ていてイライラ
するほど情けない男として描かれていて
自分でも自覚しているので
「子供の頃女として育てられ」て「恋愛漫画のヒロインに憧れている」事
「登場人物に名前があるのが主人公のキョヌだけ」ですし
彼女が劇中やたら過激な言動を繰り返すのは
キョヌが自分自身を𠮟咤激励していて
実は最初から彼女なんかいなかったという
オチなのかな?と読んでいました
まあ物語が進行していくうちにそういう
話では無くて、彼女は実在していて
他の男と見合いのシーンでキョヌが彼女を
思っている事がわかりいい雰囲気になります
彼女がやたらキョヌを殴ったり叩いたりするのは
彼女の愛情表現なんでしょうけど
そうなるとタイトルは「不器用な彼女」じゃないのか?
と考えたのですが、どうやらこの映画で「猟奇的」の言葉の
意味が「かわいらしい、いたずらじみた」に変化した
みたいなので、彼女の暴力シーンは「コイツぅ♡」っていう
ふるまいと受け取ればいいんですよね?
まあ「リア充爆発しろ」と言っておきます(;^ω^)
ですが彼女は山でデートしているときに
「私 立ち直れないの 人とは違うと思っていたのに」
「2年後に木の下で会いましょう」と言って
木の下にタイムカプセルを埋めて、お互い別々の電車に乗って別れる
文字通り同じ電車に乗れず「すれ違う」のでこれで
終わっちゃうのかな?
と観ていたら「延長戦」の文字
最初は打ち返せなかったスカッシュの球を
返せたり剣道や水泳も本当に少しだけ上手くなっていて
成長しているので、キョヌは失恋を経験して
前に進むのかなと思ったら
彼女を忘れられなくて、彼女との思い出をネット小説に
アップすることで彼女の夢を共作という形で
叶える(彼女はシナリオライター志望)
2年後、キョヌは木の下に埋まった
タイムカプセルを掘り出し中にある手紙を読む
彼女は過去に男と付き合っていたが
彼の事が忘れられない
死別したから
キョヌと出会い心を通わせれば
彼を忘れられると思ったが
「立ち直れない」
そしてキョヌに会うことも無くイギリスに留学
死別した彼の母親に会った時に
彼女がいとこを紹介するんですけど
なんとそれはキョヌだった!
…はあ(;'∀')
正直延長戦当時は賛否両論あったんじゃないかと
推測します
たぶんハッピーエンドにした方が興行的にいいだろうと
いう判断があったのかと
<見所>
・ネットと携帯があるのを除けば映画全体に
日本の1980年代の空気を感じるところ
・チョン・ジヒョンがひたすら可愛い
彼女の魅力があったからこの映画は成功したんですね😊