にきさんすけのバラエティショップ

通販商品やいろんなカルチャーを紹介してます

ジャンヌ・ダルクは「ワンパンマン」のキングだった? 漫画「レベレーション(啓示)」感想

山岸涼子先生の「レベレーション(啓示)」の感想です

 

<あらすじ>

時は15世紀のフランス

イングランドとの百年戦争で苦境に立たされていた

フランス東部にすむ農夫の娘ジャンヌは

 

神の啓示を受けたとしてフランス軍を率い

イングランド軍に包囲されていたオルレアンを解放する

 

だがパリの解放に失敗し

イングランド軍に捕らえられてしまい

その後異端審問にかけられ火刑に処される

 

彼女の受けた「神の啓示」とは?

<感想>

たぶんこの漫画を読み解くヒントは最初にある

シャルル6世が発狂(ガラス妄想というそうな)した事が伏線ですよね?

シャルル6世が「弱音を吐かずに頑張った」というのは

我慢した→感情を抑圧したのでそれがストレスになり

「精神を病んでしまった」と

 

そしてジャンヌが啓示を受けるシーンが

美しく描かれてはいるものの

 

「この啓示の正体は?」「そもそも啓示なのか?」

というサスペンス要素が強い漫画ではないかと

 

もちろん歴史漫画の側面もありちゃんと当時の

時代背景も描かれていますが

 

あくまでもジャンヌがなんであんなに

活躍出来たのかに話の重点が置かれています

 

その理由は「偶然が重なった」から

だと作者は推測してます

 

国内の権力者達の思惑とコミュニケーションの

行き違いが偶然重なり人々から「誤解され」

王太子シャルルと面会が可能となりそこで王太子

信用を得る

 

オルレアンの解放も偶然が重なってかなった

 

みんながジャンヌについてきたのは

彼女の熱意(ほぼ狂信に近い)にみんなが「感染」

したからなのではないかと

 

それで1コマだけ不穏なシーンをチラッと

見せるのですが

どうやらジャンヌは過去に強い精神的ストレスを受ける

ようなひどい目にあった過去がある様子

 

親戚の娘がDV被害を受けたのち死亡しているのも

伏線ですよね?

 

つまり彼女はなんらかの精神疾患によって

「啓示」を受けたと「誤解した」の

ではないかという仮説の元、この漫画は描かれているんでしょうね

 

まあ実際の記録によるとジャンヌは心身ともに

健康であったということですが…

 

そしてイングランド軍に捕らえられ

「異端審問」という名の精神的リンチが行われ

ここでもまた偶然とコミュニケーションの行き違いにより

火刑に処されます

 

最後まで信仰を失わないジャンヌは、結末は知っていても

可哀そうで可哀そうで😭

 

この「周りから誤解を受ける」という

ところに的を絞って考えますと私は「ワンパンマン」の

キングを思い出すんですよ

 

 

ワンパンマン」に出て来るキングというキャラクターは

作中でもかなり上位の強さを持っていると

周囲から「誤解されている」んですが

 

本当はただの一般人(強さはそれ以下)で、顔についている傷は

怪人から一方的に襲われた時に出来たもの

極めて運が悪く、いつも「偶然」超強い怪人に襲われるが

そのたびにサイタマことワンパンマンに助けてもらい

それを周囲から「キングが倒した」と誤解される

 

両者の違いがあるとしたら

それは「誤解されている事に自覚があるか無いか」でしかないですね

 

私も若干の妄想癖があるので

気を付けたいと思います(-_-;)