kindleunlimitedで読める漫画「スリーピングデッド」の紹介です
なお、この作品BL(ボーイズラブ)ですので
<あらすじ>
真面目で爽やかな佐田は、同僚や生徒から人気の
高校経論。ある日、放課後の見回りをしていると、
そこには女子生徒に刃物で襲いかかる怪しい人影が。
矛先が自分に向けられ咄嗟に逃げようとするも、丸腰の
佐田は為す術もなく命を落としてしまう。あっけなく
終わった佐田の人生、―かと思いきや、冷たい台の
上で佐田は目を覚ましたのであった。(←コミックスの説明そのままです)
<感想>
kindleunlimitedが3ヶ月99円とお安く提供されて
いたので「この際いろんなジャンルの本を見てみよう」と
探していたら「ボーイズラブ」の項目にあったので
読んで見ました
自分の幅というか視野を広げてみたかったので
当方金欠なのであくまでも上巻のみの評価ですが
面白いですシンプルに
「朝田ねむい」先生という方はノーチェックで
こんな漫画家さんがいたというのは発見でしたね
Wikipediaで調べても出て来ないのはなんででしょうね
もっと評価されてもいいはずなのに…
佐田があっさりと殺されたあと
間宮の家で拘束された状態で目覚めて
〇〇を引きずり出されるんですが
「もしかしてこれ、ボーイズラブでもかなり特殊な
性癖の方向けの漫画かな?(^^ゞ」とビビりましたが
このシーン、要するに「シテる」んですよね?
で、佐田がゾンビになって食事が死体しか受け付けないのは
間宮と離れられない二人って事
最初ゾンビになった佐田が一方的に間宮に
支配されるのかなと思ったら
関係性が変化していき
間宮がやたらドライな発言をして理屈を並べ立てているけど
孤独な奴で、佐田の食料である死体を狩に行く時に
実は臆病な事に気づき「二人の初めての共同作業」を行う
ここらへんまで読んで「これ普通の漫画だよね?」と
思っていたら佐田が自分の過去を話し彼がゲイだと
判明する
そこで佐田が「あんたは別に好みじゃないし」と言って
間宮がやや大きめのコマで「なんだと?」と
プチ切れするのは吹き出しました😙
その夜間宮が「夜這い」を仕掛けるあたりで
「あ、そういえばこの漫画ボーイズラブだった」
と思い出しました
ここで最初主導権を握っていた間宮ですが
関係性が逆転します
佐田は間宮をモノにしようとすれば出来るんですが
間宮がおびえているのを見てやめる
それからちょっとしたミステリーがあって
佐田と間宮は同い年である事がわかって
間宮は「下の名前は気に入ってない」という点と
佐田がたまたま見つけたIDに記載されていた
「沢尻冬邪」という名前、そして佐田が学生時代を
思い出して「そういえばそんなやついたな」と思い出す
ところで上巻終了(このあと書下ろしもありますが)
やっぱりこの漫画家さん上手いですよ
金欠じゃなかったら有料の下巻も読みたいです
おそらく間宮は佐田の殺害に間接的に関与していて
死人を蘇らせる実験はそれはそれとして
佐田を「所有したかった」んじゃないかと
そしてタイトルが「スリーピング…」なので
(眠り姫の翻案だと推測)これは
夢オチか、このままゾンビのままなのかは気になります
おススメです\(^o^)/
<「ゾンビ物」の汎用性の高さ>
「ゾンビ物」って汎用性が高いんですよね
そもそも最初の頃のゾンビ映画「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」
は人種差別がテーマでしたし
「ドーン・オブ・ザ・デッド」は大量消費社会への批評的視点があったし
最近の映画だと「ゾンビワールドへようこそ」は青春ものなんですよね
つまりゾンビさえ出ていれば、その状況を
物語の展開に生かせれば、いかようにも作る事が
出来るのでクリエイターにはいいコンテンツですよね😊