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あの「レオン」に影響を与えたであろう 「一緒に寝た男じゃ最高よ!」の決め台詞あり 映画「グロリア」感想

リュック・ベッソン監督の「レオン」に

影響を与えたであろう「グロリア」の感想です

 

<あらすじ>

ニューヨーク、会計士のジャックはギャングの

情報をFBIに提供したのでギャングから一家丸ごと

殺されようとしていた

 

そこにたまたまコーヒーを借りに来たグロリア(ジーナ・ローランズ

は一家の息子フィルを預けられる

子供を嫌々預かった直後、一家は殺害され

グロリアとフィルは追われる身に…

<感想>

まず主人公のグロリアなんですけど、ガサツですね(^^ゞ

目玉焼きも満足に作れない家事能力の無さとか

子供の目の前でタバコを吹かすとか

 

名前のグロリア「スウェンソン」は

サイレント時代に活躍したグロリア・スヴェンソンから取った

ことからいわゆる「源氏名」であることが分かる

 

子供を連れてタクシーで脱出する時にグロリアは

子供を抱っこするんですけど

おそらくここで彼女の命運というか行動は決定していたんじゃないかと

 

正直子供ですが可愛くありません

でもこの「可愛くない」のがグロリアの心情と一致するので

これでいいのかも

「可愛い」というより「無垢な存在」なので

 

グロリアが子供に「パパを殺したのは私の友達」と

告げますが、おそらく始末しに来た連中が顔見知りなんでしょう

 

そして追っ手に追いつかれる運命の瞬間、彼女は

追っ手に発砲し一線を越え、子供を守る事を選択します

 

ここの手際の良さから彼女がかなりの修羅場をくぐった

ことがあるんだろうなと想像できます

「私は前科持ち」って言ってますからね

 

子供は「僕は男だ」と強がりますが、表情から

言葉とは裏腹に不安で怖がっているのがわかります

 

ホテルのベッドで会話するシーンでお互いに触れあって

ちょっと展開が早いですが心の交流があって

子供が何気にキスをするんです

子供的には親愛の情を示しただけでしょうが

 

完全に情が移ってしまっています

 

後で分かりますが、グロリアはかつて

子供をもうけたかったが、それはかなわなかったから

「私にもこんな子供がいたら」って思ったんでしょうね

 

それで子供を守るためにギャングのアジトに向かい

かつて愛人だったトニーと対峙する

その時に吐いたセリフ「一緒に寝た男じゃ最高よ!」は

シビレます😆たしかに一緒に寝てましたね😄

 

ラスト、フィルが墓でグロリアにお別れを告げているが

実はグロリアは生きていて、二人は再会してエンド

 

この映画、ストーリーは甘いところが多いんですよ

性急だし

「ギャングとはどうなったのよ?」とか

突っ込めるんですけど

 

もうプロット見ただけで好きになっちゃうし

ビル・コンティの音楽が強くて

どうしてもこの映画には甘くなっちゃいます(;^ω^)

<「レオン」に影響を与えてるはず>

この映画、たぶん「レオン」に影響を与えているはずなんですよ

「レオン」は「家族を殺された少女を守りふれあい、やがて愛しあうようになる」

という話で、殺しはするけどレオンはそれ以外は無垢な存在で

 

少女を守るためにレオンは死んじゃうんですよね

 

まあどうせみんなゲイリー・オールドマンが「のれんをくぐる」

シーンを真似するのが大好きなんでしょうけどw