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怪獣は怨念の化身 Netflix「トロール/TROLL」感想

ネットフリックスオリジナル「トロール」の感想です

youtu.be

<あらすじ>

ノルウェーの山間部で、爆破により長い眠りから

呼び起された古代のトロール

首相の科学顧問に任命された古生物学者

壊滅的な大惨事を阻止すべく未知との戦いに果敢に挑む

(↑ネットフリックスの紹介文ママ)

<感想(ネタバレあり)>

まずこれ第一に怪獣映画で、みんな怪獣が暴れる

ところを観たくてクリックしているはずなのに

怪獣の登場をもったいつけて、途中までチラ見せで

ちゃんと怪獣が登場するまで35分くらいかかってます

 

そこまで怪獣が実在すると信じて精神を病んだ

父親との確執の話をして、「妄想だと思ったら現実にいたんだ」

という展開は「未知との遭遇」っぽいですね

じゃあこっから親父が主役なの?

と思っていたら親父死亡!

「え、何がしたいのこの映画?」って困惑しました

 

それとここまでで壊したのが「老夫婦の家」と「遊園地の施設」

でこちらとしては「もっと派手に壊してくれよ!」と

フラストレーションが溜まりますね😩

 

しかもこの映画、ネットフリックスオリジナルですが

ハリウッド映画っぽく怪獣は子供を殺さない

ここ、伏線なんですけど容赦のない破壊と殺戮をして欲しかったです…

 

そしてトロールオスロに向かうと予想され

首相は「力づくで止める」と空爆を決断する

 

主人公の古生物学者は父親の遺品から怪物

オスロに向かっている理由を突き止めて

宮殿に向かいます

 

そこでトロールオスロに向かっている理由が

北欧にキリスト教が広まった事と関係していて

オーラヴ2世(歴史上実在した人物)によってトロールという

土着の神話を排除するために、家族や仲間をおびき出して

殺し、その遺骸が埋まっていてその遺骸に会う為、家に帰る為に

向かっているのだと明かされます

 

終盤、怪物をおびき寄せる為に子供の遺骸をおとりにして(!)

紫外線照射装置までおびき寄せ弱らせたのち

日の出になりトロールは死亡

 

こうしてみると「一番の怪物は人間」ですよねやっぱり…(-_-;)

 

<怪獣は怨念の化身>

トロールは家族に会いたいから遺骸のある

首都に向かったんですけど、それは同時に

「よくも家族を殺したな!許さん!」という怨念も

あるからです

 

怪獣映画で怪獣は怨念の化身なんですよね

代表的な怪獣映画ではもちろん「ゴジラ」ですが

ゴジラは「太平洋戦争で死亡した人たちの怨念」で

要するに、終戦後日本は高度成長期に入って経済的に

浮揚するけど、それまでに多くの犠牲を出していて

その人たちはもう死んでいて彼らはその恩恵に預かれない

 

「お前ら、俺たち私たちはあの戦争で死んじゃったのにズルいぞ」

っていう怨念が怪獣の形をなして襲って来ている訳で

 

トロール」ではてっきり力ではなくなにがしかの

慰めというか癒しで怨念を手当するのかと思ったら

結局「日の光による消滅」という「排除」で決着していて

それはどうかと思うんですけど

 

初代「ゴジラ」は、怨念でもあり放射能という

「肥大化した危うい科学技術の象徴」でもあるので

同じ危うい科学技術「オキシジェンデストロイヤー」と共に

心中の様な形で鎮められるので、それを踏まえてもらえれば

もう少し気の利いた終わり方もあって良かったのでは?

 

トロール」の最後で「洞窟の奥とかにもっといるのかな?」って

台詞があるんですけど、これは要するに

この映画の興行成績が良かったら続編も有りだよね?っていう

ヤラシイ話なんでしょうが、一応初代「ゴジラ」の

ラスト「あのゴジラが最後の一匹とは思えない」のセリフのオマージュですよね

 

怪獣映画が観たくて飢えている方には

おススメです\(^o^)/