ウーピー・ゴールドバーグ主演の音楽映画です
<あらすじ>
前作の「傾いた修道院を救う」から
「傾いた高校を救う」に変わったくらいで特にそこらへんの
変化は無いです(^^ゞ
<感想>
タイトルの「Habit」ですが、「修道服」という意味なので
「修道服に戻る(Back in the Habit)」というデロリスの役割を表してます
前作でデロリスと修道女達の成長物語は
終わっているので、今作は高校生の成長を助ける
「メンター」として活動します
メンターとは、「授ける者」という意味で
「ベスト・キッド」の宮城さん
最近だと「鬼滅の刃」の鱗滝さんですかね
まあざっくりいうと「先生」ですね
主人公に助言を与え、力を授けたり技を教えたりする人
ヒドイ状態の高校を立て直しに音楽室に入るのですが
音楽室の表示「MUSIC CLASS」の「CL」が抜けている
シーン、多くは語りますまい(;^ω^)
教室に入って生徒たちの面々ですが
人が見ている前で化粧している娘がいて
たしか向こうでは化粧はトイレ等でするもので
人前でするのは「そういう商売の人」と見られる筈なので
彼女はそういう常識を知らないくらいの問題児であると
そしてクラスのリーダーっぽい、目力の強い女子がいます
リタ役のローリン・ヒルです
こういう「学校立て直しもの」によくある
対立から始まって,、デロリスは生徒に接着剤を
椅子に塗りたくられるという悪戯を受けます
その後どうやら高校が廃校になるのが決定したが
「どうせ敗けるならいい敗け方をしよう」と逆に奮闘しようと決意
生徒に向き合い「お互いに敬意を」と呼び掛けて
ここから生徒たちも自分たちの立場の危うさに気付き
なんとかしようと、ボロい旧音楽室をキレイにして聖歌を練習する
リタだけ意固地になっていたが、デロリスは
リルケの「若き詩人への手紙」の中の
言葉「もし朝目を覚ましてあなたが物語を書く事しか考えられないなら
あなたは作家だ」を引用して本を貸します
「読んでご覧」と
ここはつまりリタの才能を見抜いていて
彼女が歌うことは=生きることなので
「歌いなよ」ってことですね😊
その後みんなの息があって来て聖歌隊らしくなっていく
そこでシスター達がカリフォルニア州で開かれる
音楽コンクールにエントリーする
が、リタの母はリタの将来の夢が歌手である事に反対する
口論の内容からどうやら夫が歌手を目指して身を持ち崩し
別れたかなんかした模様
映画公開の1993年当時ならまだしも
2013年ローリン・ヒルは脱税と税の滞納で服役したり
1998年にアルバムを出して以降音沙汰なしなので
複雑な気分になります(-_-;)
だけどリタは歌いたいので母親に書置きを残してコンクールに出場
他の出場校のレベルが高いのにビビるなか、デロリスが
「シッポを巻いて逃げるの?」の問いに生徒が「自分の人生から逃げる事に」と
応じてみんな吹っ切れてコンクール優勝
優勝したおかげで高校は存続決定
悪役というより敵役のクリスプ理事長(ジェームズ・コバーン)は
引退できずに業務継続は可哀想かな😅
続編である事と監督が第1作と同じ人では
無くなったので全体的なテイストが違いましたね
<とんでもねぇ待ってたんだ🔫>
監督のビル・デュークですが
あの「コマンドー」の「とんでもねぇ待ってたんだ」の
人だったんですね!
「プレデター」にも俳優として出演しているし
多才な人なのかな?
非常にアメリカ的だなと思うところは
どうもヒット作の続編は白人が担当するのが
常識らしくて、彼がこの映画を担当するのは
ちょっとした事件だったようです
<挿入局紹介>