野球回のあるアニメは良作😆
<あらすじ>
1985年、メイド喫茶「侍女茶館」で店長が射殺された
店長を慕う万年嵐子は怒り狂う
そして1999年、秋葉原にごく普通の少女和平なごみは
メイドカフェ「とんとことん」で憧れのメイドになる
同時に入店した嵐子と仕事に励む
店長に他店に手紙を届けるよう頼まれ届けに行くが
その内容は他店に喧嘩を売る内容だった
そこで喧嘩になるが嵐子が銃を乱射しその店の
店員を殺害してしまう
金と血と暴力に支配された秋葉で
抗争が巻き起こる
<感想>
まずこのアニメ、「任侠映画とメイドの融合」では
なくて「仁義なき戦いとメイドの融合」なのでそこのところ
お間違いなく
いわゆる任侠映画というのは、ヤクザが弱気を助け
強気を挫くようなヒーロー映画です。代表作は「日本侠客伝」
それとは逆に「仁義なき戦い」は
ヤクザをヒーローとして描かず、金に汚く弱者に強い
「暴力団」として描いています
要するに「任侠映画」なんて嘘っぱちだ!ってこと
「仁義なき戦い」は広島が舞台のヤクザ同士の
抗争を群像劇の形で見せている傑作で、人の命の
重みが紙切れみたいにガンガン死んでいきます
なのでこのアニメの舞台は秋葉原ですが、広島だと
思ってください(^^ゞ
そもそも1999年にはまだメイド喫茶は存在してないのですが
制作陣の狙いは全話視聴しないとわかりませんが
時代設定が20世紀なのは、今のある意味漂白された
秋葉原ではなく、混沌としていた空気が欲しいのと
「暴力」と「メイド」という相容れない要素のコントラストによって
物語にエネルギーを出したかったと読んでます😅
主人公である和平なごみちゃんの成長物語と
秋葉原のメイド同士の抗争を軸として話が進みます
35歳(!)のメイド万年嵐子さんですが、この人だけ
任侠映画の主人公然としていて、彼女が15年前
に慕っていた店長が殺されて、その犯人は誰なのかは
サスペンス要素を盛り込んでますね
「とんとことん」の店長がドクズなのは
おそらく「仁義なき戦い」の山守というキャラがモデル
そしてこのアニメ、アクションシーンに力入っているんですよ
最初視聴した時はキワモノかと思いましたが
1話のガンカタ、3話のボクシングと8話で野球回を
やった時にはもう安心して観てましたね
たぶん食わず嫌いでまだ観てない方もおられると
思いますが、騙されたと思って観てください
おススメです\(^o^)/