ブルース・ウィリス主演の「ダイ・ハード(第1作)」を紹介します
<あらすじ>
ハンス・グルーバー(アラン・リックマン)は
13人でナカトミビルに侵入しビルを占拠
中に居た社員を人質に取る
狙いは厳重なセキュリティで守られた金庫の
中にある債権
金庫の暗証番号を聞き出す為にタカギ社長(ジェームズ・シゲタ)
を見つけて問いただすも、彼は番号を教える事を拒否する
止む無くタカギを射殺するが、その時背後から
物音がしたので念のため部下に確認に行かせる
部下の報告を待っていたところ、人質から悲鳴が
なんとエレベーターの中には確認に行った部下の死体
何者かが部下の一人を殺し、そいつの服に
「こいつのマシンガンはいただいた!ホ、ホ、ホ」と
書かれていた
どうやら何者かがビル内に残っている模様
警備員が残っていると推測し、今度は数名で捜索に
あたらせる
しかし無線で緊急通報されてしまい
ビル内の異常を報告される
捜索に向かった部下が帰って来ず
苛立っていた時に、無線から「いやー、悪かったなハンス」
と知らない奴からの声、しかも自分たちの名前を知っている!
全ては計画通りに行くと思っていたが…
<作品の周辺紹介>
すみません、ハンスは主人公じゃ無いです(;^ω^)
もうみなさん内容は知っていると思うので
ふざけてみました😅
この映画はクリスマス映画です
映画内の日付がクリスマスイブの12月24日だから
マクレーンがリムジンに乗ってナカトミビルに
向かう途中、運転手のアーガイルがカセットテープ(古っ!)をかける
マクレーン「クリスマスミュージックにしろよ」
アーガイル「これがそうじゃないすか」ってこの映画が
クリスマス映画なんだよって説明してるんですよね
このアーガイル「奥さん見たら走り寄って抱くこったね
そこで音楽が盛り上がってハッピーエンド!」って結末までバラしちゃうw
まあ最後パウエルとも抱き合ってますが😄
最後に流れる曲が「Let It Snow」だし
でも公開されたのは7月で、夏の大作映画(ブロックバスター)
だったんですけどね
映画自体は34年も前で、評価が確立された作品なので
今回特に感想は書きません
代わりに主人公以外の俳優の紹介と当時の状況
後の映画への影響、原作との違いを解説します
まず悪役側のボス、ハンスを演じているアラン・リックマン
彼はこの映画の演技が評価されブレイクして
後に「ロビン・フッド」に出演
そしてあの「ハリー・ポッター」で
セブルス・スネイプ役を演じているのでみなさん
にはおなじみですよね
ハンスの仲間で凶暴な奴がいて、カールっていう
キャラがいましたが、彼を演じていたのは
アレクサンドル・ゴドゥノフ
彼の出演作品ですと、「刑事ジョン・ブック」が有名です
宗教集団がいる村を舞台とした映画で
ここでは彼はどっちかというと純朴な青年といった雰囲気です
残念ながら彼は1995年に45歳の若さでお亡くなりになっています
「ダイ・ハード」公開が1988年で、この当時の状況は
日本がバブル景気で浮かれていて
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」などともてはやされていました
今思うと隔世の感がありますね…😅
当時のアメリカから日本がどう見えていたかは
映画「ライジング・サン」を参考にしてください
↑このころのウェズはまだ真面目な感じでした😆
劇中ナカトミ商事のタカギ社長が金庫の暗証番号を教えろと
脅迫されて、それを拒絶して射殺されちゃうのは
当時やっぱり日本企業に対してフラストレーションが
溜まっていたんでしょうねー、なにも殺す事ないだろうに…
この映画がヒットした事で数多くのフォロワーが
生まれます
代表的な物を上げると
スティーヴン・セガール主演の「沈黙の戦艦」
シルベスター・スタローン主演の「クリフハンガー」
サンドラ・ブロックがブレイクした
も出演している「エアフォース・ワン」等
多少の違いはありますが、「限定された空間で主人公が孤軍奮闘する」
という内容は共通してますね
この映画は小説が原作でして、内容は
今でいう「鬱展開」となっております
主人公の元の名前はジョー・リーランドだし
映画ではナカトミビルに妻と会う為に訪れますが
小説では薬中の娘に会いに来るため(娘はビルから落ちて死亡)
製作にあたって原作の暗い雰囲気は変更して
観客受けのいい展開にしようとした結果
主人公のジョンに感情移入をしやすくして
結末もいわゆる「ハリウッドエンディング」に
内容を原作通りにすると、多分良くも悪くも
渋い(興行的にも)小品になるので
ブロックバスター映画(都市の1ブロックを破壊する
つまり映画館を観客で埋める、みたいな意味合い)にする
為には加工が必要だったと
何度観ても楽しめる映画なので
離れている人と同時間帯に視聴してワイワイ
するのがおススメです\(^o^)/