内容盛りだくさんの「ザ・ボーイズ/THE BOYS」の
2ndシーズン感想です
シーズン1の感想はこちら
<あらすじ>
指名手配されたザ・ボーイズは地下に
潜伏して生活せざるを得なくなり
”セブン”に新たな
ヒーロー「ストームフロント(アヤ・キャッシュ)」
が加わる
ディープとAトレインは1stシーズンでの
因果応報で二人とも落ちぶれていて
ホームランダーは自分の息子に
会いに生き、父親になろうとするが…
<感想>
なんというか、内容が盛りだくさん過ぎるのと
展開がジェットコースター過ぎて
どこから話せばいいのやら
まず、2ndで新たに”セブン”に加入した「ストームフロント」ですが
最初はキップのいい姉御肌な、スターライト
にいい影響を与えてくれる存在に見えたんですよねー
まあ話が進行していくにつれてそんな
キャラじゃないのはわかるんですけど
ディープが依存しているカルト宗教団体って
「サイエントロジー」が元ネタなんですね😅
あの超有名なハリウッド俳優が加入している
ヴォート社の起源というか設立の経緯が
元ナチスの科学者が設立したとか
これは「ペーパークリップ作戦」で連行されたのかな?
もしくは会社は潰されずに戦後も存続したって事かも
ヴォート社設立の経緯を、アフリカ系である
スタン・エドガー(ジャンカルロ・エスポジート)
が説明するという強烈な皮肉w
ヒーローの宣伝で、スターライトが両性愛を
告白した事や、メイヴのフェミニズム
は結局イメージ戦略の為に消費されてしまうんですね
そしてホームランダー、エピソード1からやって
くれましたね、哺乳瓶のミルクごくごく🍼
もうド変態ですよコイツ😂
ブッチャーにわざわざ奥さんのベッカ(シャンテル・ヴァンサンテン)
が生きているのを見せてから
別の場所に移動させるのは、ブッチャーを苦しませたいから
底意地が悪すぎる!
CIAのスーザン(ジェニファー・エスポジート)が
いきなり、本当にいきなりあんな最期を迎えちゃうのは
いったい誰の仕業なのかは終盤、最後の最後で
判明するんですけど、「まさか」の人物なんですよねー
ホームランダーは自分がベッカに乱暴して
結果として生まれたライアン(キャメロン・クロヴェッティ)
の父親になろうとする
自分がどれだけ身勝手な事をしているのかを
理解できていない
ここ、DV夫から逃れて来た母親を追いかけて来て
子供がいる事を知ったやつそのまんま
相手の気持ちを理解する事が出来ないのは
自分があまりにも強すぎて、自分のやり方に
逆らうものは腕づくで解決出来るから
そして彼を制御していたマデリンを自分の手で
殺めてしまったから
「ドッペルゲンガー」にマデリンの姿を取らせて
〇ちゃんプレイに興じるとか…w
中盤辺りでストームフロントがいい奴でもなんでも
なくて、ホームランダーにも歯向かっていくけど
彼女の正体が分かってから組んじゃうのは
もう悪夢としか言いようがないですね(-_-;)
ヒーロー誕生の秘密がマスコミに流出し
これで一件落着かと思ったら
「アメリカは攻撃されている!(9.11の時聞いたなー)」と言って
コンパウンドVを、必要悪として世論を逆転するとか
ワロエナイ…😱
ザ・ボーイズとヒーロー達の戦いを
これはこういうことだよねって視聴者に
考えさせるのかと思ったら、登場人物に
「永遠に終わらない暴力の連鎖ね」って言わせちゃう
のはなんなんですかね?
後半でも、ヒューイに「僕らがスーパーヴィランだ!」とかね
視聴者にそう思わせるまで暴力描写を描いて
から、和解というか収束に向かう展開なら
わかるけど、まだ話は続くのにここはちょっと
引っかかりますが、フレンチーとキミコの手話での
コミュニケーションはほっこりします(キミコ退場しないでね)
一般人が恐怖のあまり見間違いで
完全に無関係な店員を射殺するのは
「ヘイトクライム」
能力者が収容されている施設で
口から酸を出す能力者が自分の能力で
最期を迎えるのは象徴的でしたね
その後のフレンチの宿敵「ランプライター」とのくだりで
また「相手にも事情があったんだ(トートロジー)」を
繰り返すのは、やっぱり見ている人に
「憎しみ合いはやめよう」「相互理解を」って
呼びかけているのかと思いきや、ランプライターは
酸を出す能力者を見てしまった事がヒントになってしまい
自分の能力で焼身自殺しちゃうとか、やるせないですね
そんな簡単なもんじゃないよって言いたいんですね
ホームランダーの話に戻りますが
コイツは能力以外は本当にどうしようもない奴なんですけど
ここでもまたトートロジーで、彼という怪物を生み出したのは
ジョナー・ヴォーゲルバウム博士(ジョン・ドーマン)で
要するに全ての元凶
ホームランダーがああなったのは、子供時代に愛情を受けず
それでいてスーパーパワーが備わってしまって
誰も彼のエゴを制御しなかったから
ここで昔のアニメ「キン肉マン」のOPを思い出します
歌詞は著作権があるので書きませんが
彼には歌詞の内容にある「いちばん大事なもの」が
抜けてるんですよね
公聴会が開かれて、全てが明らかになると思われた
ところにドン!💣🥩
本当に唐突に始まる地獄絵図!😱
終盤でストームフロントと決戦になり
「もう疲れた」と言って退場したかと思われた
メイヴが参戦してくれたのは素直に嬉しいですね!
女同士の戦いをただ見ているだけの男達w
Aトレインも「ナチは追放だ!」って言って
決定的な証拠を渡してくれる
ここは逆説的でもなんでもなくアフリカ系だから
そしてベッカを助ける為に、ライアンが能力を発揮して
ストームフロントに重傷を負わせますが
巻き添えでベッカを図らずも殺してしまう
ブッチャーはこれで3度妻を失ってしまうんですよね
一度は生死不明、二度目は二度と会わないでと告げられ
三度目は完全に死に目に会ってしまう
そこからのブッチャー、ライアンを殺そうと
してましたねあの顔つき…
そこにホームランダーがやって来て
ライアンを奪おうとしますが
メイヴが助けてくれてライアンを失う
その後息子を失ったので自分の〇〇〇を…
すみません、お下劣でしたね😅
(ここでホームランダーの顔を「アイリス・イン」して欲しかった)
最後に、一件落着かと思いきや
共同教会の指導者、アレステア・アダナ(ゴラン・ヴィシュニック)
がドカンと爆発
犯人は下院議員でヴォート社とホームランダーを批判していた
ヴィクトリア・ニューマン(クローディア・ドゥーミット)だった!
ヒューイ逃げてー😩
って感じで3rdシーズンに続く
<終わりに、これからというか最後の予想>
多分ですが、予想として最終的には
「ブッチャーとホームランダーをどうやって
救うのか、救えるのか?」って展開になるんじゃないですかね?
ブッチャーがああなったのは、父親からDVを
受けた結果で、ホームランダーと同じ(ここでもまたトートロジー)
だから彼らをなんとか救済するのがテーマに
なっていくのかなと
3rdでそんな予想をひっくり返されるかも知れませんが
2ndシーズンが製作されたのが2020年で
3rdシーズン(2022年製作)中に、みなさんご存じの
「ロシアによるウクライナ侵攻」
があったので、そこら辺の影響がどう出て来るのか
気になります、おススメです\(^o^)/