映画の元になった実話を紹介する本の感想です
実話が元になった映画って、それこそ何本もあって
この本に出て来る映画は、表紙にもあるとおり最初
「タクシードライバー」の元ネタが出て来るんですけど
「ジョージ・ウォレス狙撃事件」の犯人が
この映画の主人公トラビス(ロバート・デニーロ)
のモデルになっていて、この映画の影響で(!)
現実に「レーガン大統領暗殺未遂事件」が起こる😱
本の最初にこの事件が紹介されるので
「知っている人はもう知っている話なので、
映画を観始めた人の為の入門書的な本なのかな?」
と思って読み進めると、自分のアンテナの弱さを
思い知りましたね、私の知らない事件が出て来ました
時代は流れて、そのたんびに事件は起こっているんですから
当たり前なんですよね😅
2023年2月現在、いわゆる「#MeToo運動」
が広がるきっかけとなったハリウッドでの
性暴力事件を追う映画「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」
が公開中ですが
SHE SAID/シー・セッド その名を暴け - Wikipedia
この本には「FOXニュースCEOセクハラ事件」
という、FOXニュースのCEOが長年に渡り女性職員に
性的な嫌がらせを行っていた事を取り上げていて
その手口が「SHE SAID」とほとんど一緒で、やるせなくなりますね
出て来ませんでした
内容を少しだけ紹介すると
・FOXニュースのCEO「ロジャー・エイルズ」が
カールソンに性的要求をするが、拒否したため解雇
・女性キャスターにタイトなボディコンスーツと
ハイヒールの着用を強制、スタジオのデスクは透明で
キャスターの腰から下を視聴者にさらし、足専用の
「レッグ・カム(!)」で舐める様に彼女たちの足を写す
CEOという権力を利用し、相手が逆らえない事を
いいことに、長年に渡ってセクハラを行い
それを告発しないよう圧力をかけていた事が明かされていて
読んでいて本当に嫌になります
その実話が元になって「スキャンダル」というタイトルで
2019年に映画化されています
監督:ジェイ・ローチ(「オースティン・パワーズ」)
主演:シャーリーズ・セロン(「マッドマックス怒りのデス・ロード」)
もう一本「アトランタ・オリンピック公園爆破テロ事件」
で無実の罪に陥れられた実在の警備員
「リチャード・ジュエル」と、彼の名を冠した同タイトルの
映画を紹介します(2019年公開)
監督:クリント・イーストウッド(!)
主演:ポール・ウォーター・ハウザー
1996年アトランタオリンピック - 爆破事件 - わかりやすく解説 Weblio辞書
こちらは、amazonプライム会員なら無料で視聴出来ます
この事件は1996年、オリンピック開催中の
アトランタの公園に置かれた爆弾を
発見し、避難活動に尽力し、人々からヒーローとして
讃えられた警備員が、その後事件の犯人として疑われる
彼の名は「リチャード・ジュエル」
彼はただ、自分の仕事を全うしただけなのに
過去に逮捕歴がある事、30歳を過ぎても独身で
母親と同居していて、銃を所持していた事が
FBIの犯人像と一致したのでFBIは彼を徹底的に
追い込み、自宅に盗聴器を仕掛けられ、24時間
監視体制に置かれる
地元の新聞も彼を犯人扱いして、万事休すの
所を、運良く弁護士に救われますが
事と次第によったら、彼はどうなっていただろうかと
思うとゾッとします
他にも知らない事件と、それが映画化された
作品がいっぱい紹介されていて、これがkindleunlimitedで
無料で読めちゃうのはすごくお得です
この本を読んだら、そこで紹介された映画を
観たくなって来ます!おススメです\(^o^)/