タイムループホラーコメディ映画
「ハッピー・デス・デイ」の続編の感想です
監督:クリストファー・B・ランドン
主演:ジェシカ・ローテ
前作の感想はこちら
<あらすじ>
前作で、カーターのルームメイトだった
ライアン(フィー・ヴ)は車の中で目覚める
寮にある自分の部屋に戻ったら、カーターと
ツリーがいちゃついていた
部屋を追い出されたライアンは
研究仲間の居る実験室に行き、量子反応炉の
研究を再開する事に
だが、その研究が学内の停電を引き起こした為
研究を止められてしまう
落ち込んだライアンを、ベビーフェイスのマスク
を付けた何者かに襲われ、殺される
そして目覚めると彼はまた車の中に居た!
<感想>
正直二番煎じっちゃそうなんです
OP、ユニバーサルのロゴが今回
三つに分かれて表示されて
「ははーん、今度は多次元ものね」って
ピンと来る人も多いでしょうね
だから、映画の展開のおおよそは読めてしまい
それが前作と比べた興行収入の減少に
つながったのは否めませんが、その読める展開を
読めるからこその面白さを楽しむのがこの映画のいいところ
最初、「?今度はライアンが主人公?視点を変えるのかな?」
と思いきや、ツリーは残念ながらまたループに
ハマらされます😅
この続編は、最初から企画されたものではないらしくて
前作のヒットを受けて製作された
でも、そんな事は感じられないくらい
前作の気になる箇所を回収している
良作に仕上がっております
前作のベビーフェイスの正体だった
ロリがあんまりな最期を迎えて
ちょっとひどくないかなーと思っていたのが
今作で彼女は救われます
多次元タイムループものなので、同じ
世界を繰り返すのでは無くて、登場人物の
選択によってはあり得た未来の話にもなっていて
カーターが女子会「カッパ会」のリーダー、ダニエル
付き合っている様な次元もあって、ツリーにとっては
悪夢なんですよね(;'∀')
という事は、可能性の話でもあって、ツリーは
最初「BTTF(バック・トゥ・ザ・フューチャー)を知らないの?」
と驚かれるくらい物知らずというか、偏った知識(たぶんファッション)
しか持ち合わせていなかったんだけど、量子反応炉と
多次元の説明を聞いて、そこから抜け出す方法を模索する
内に、彼女は研究生達を驚かせるまでに成長する
そして自分のいた次元では亡くなっていた
母と再会出来て、「この次元でいい」と
思ってしまう
だけど、カーターから「それは君じゃない」と
忠告される
でも、せっかく亡くなった母がいるから
いいんじゃ無いかなと思うんですが
ここが肝心なところで、やっぱりそれは
違うんですよ
ツリーの今を成り立たせているのは
今まで生きて来た記憶があるからこそで
だから母が死んでいなかった後の世界の記憶は
彼女にとってはまがい物なんですね
ツラいけど、彼女は元の自分がいた
次元に戻る為に、母と別れる決断をします
ここの、母親と誕生日が同じで、父親が
持って来てくれたケーキの灯ったロウソクを
母と一緒に吹き消すシーンにはホロリとさせられます
そしてなんか、このテイストって
日本のいわゆる「ニチアサ」っぽいなと若干
感じましたね
終盤、前作と同じ未来を知っているという
アドバンテージを利用しながら
今作もベビーフェイスの正体を突き止めます
その正体は、元の次元でツリーの不倫相手
だった大学講師グレゴリー(チャールズ・エイトキン)
と、思ったらもう一人、ひねりが効いていて
グレゴリーの奥さんも加わる!
と、思ったらさらにもうひとひねり
「別れたいと思っていた」と奥さん射殺!
追い詰められるツリー、最後
機転を利かせてグレゴリーを仕留め
量子反応炉を駆動させ、元の次元に戻り
事態は収拾
と、思いきや、DARPA(国防高等研究計画局)から
さらなる実験を依頼されるが
「タイムループに閉じ込められる人がかわいそうだよ!」と
言い、「実験体」に選ばれたダニエルが叫びながら目を覚ましてEND😆
テンポが良く、子気味のいい展開で前作と同様
楽しめました!おススメです\(^o^)/