ガーナ・ドイツ・日本合作のカンフー映画の感想です
監督・出演:セバスチャン・スタイン
主演:エリーシャ・オキエレ
<あらすじ>
アフリカのガーナに亡命し生き延びていた
彼らは地元民を洗脳し、「ガーナアーリア人」として
一大勢力となる
影蛇拳の使い手アデー(エリーシャ・オキエレ)は
ガーナアーリア人の道場破りで、師匠を失い
恋人も奪われる
復讐を誓ったアデーはヒトラーを倒す為に修行する
<感想>
なんというか、映画のタイトルだけで「あっ(察し)」
という内容で、小学生の落書きみたいな映画です
東条英機が特にひどくて、ただのアラフォーの
ハゲたおっさんにしか見えません😅
現地人を洗脳するシーンで、ヒトラーが
何故か山刀(マチェーテ)で傷をつけられる
シーンに何の必然性も無いし…
まあ、真面目に観る映画ではないんだろうなと
いうのは薄々分かっていましたが
まさかここまでとは…
たぶん、監督でヒトラー役のセバスチャン・スタインが
「こんな映画俺も作りてえ!」って思って
製作したのではないかと推測します
公式サイトで彼のプロフィールを確認すると
ちゃんと拳法習ってるっぽいけど…
さらに推測すると、アデー役の俳優が
ガーナでは金持ちの息子とかじゃ
無いのかな?
だから酔拳みたいな映画を撮りたいという
初期衝動でこの映画を撮ったと
(わずか二日で脚本完成とか、もっと練りこもうね😠)
こういう映画はツッコミどころ満載なので
そこを見つけて楽しむのが肝要なので、列挙してみます
・なんでゲーリングが黒人なの? ・ナチスが逃げる先と言えば南米では?
・肝心のカンフーがショボい ・ヒトラーの住んでいる家屋に落書きが…
・「アジア人のアソコはショボい」という国辱物の下ネタ
・影蛇拳って何?聞いた事ない拳法だけど…
・修行期間短過ぎ! ・主人公の指が切り落とされたけど、包帯で誤魔化してるだけ!
・最後のトーナメント戦のメンバーの「顔(プロフィール)」が見えない!
・とどめを刺すシーン、おそらく「モータルコンバット」の「フェイタリティ」ですね
・トーナメント戦中、やたら「ADONKO BITTERS」がアップに!
おそらくこの映画のスポンサーなんでしょうけど、わざとらし過ぎ!
・「血染めの党旗」の呪いを解く方法が「ただ旗を燃やすだけ」…
・最終的な決着がカンフーでは無く、車の爆発!
と、ザっと挙げてみても本当にヒドイ😑
強いていいところを挙げてみますと
ナレーションが上坂すみれさん、主人公が何故か水島裕さんですが
そこは石丸博也さんでしょ!
・アクションがショボいと書きましたが、映画の進行で
おそらく製作陣が成長したのか、個人の身体能力なのか
アクションは見れる物に多少はなっていきます
・アクション描写のレベル向上に合わせてか、効果音も
それなりに良くなってもいる
「アフリカにもボンクラはいるんだ!」と、なんか
嬉しくなっちゃいますけど、それならそれで
映画のクオリティは上げて欲しかったです(^^ゞ
レンタル視聴代500円は高すぎ!
100円ならおススメです\(^o^)/