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アフリカにもボンクラはいた! 映画「アフリカン・カンフー・ナチス」感想(2021年公開)

ガーナ・ドイツ・日本合作のカンフー映画の感想です

 

監督・出演:セバスチャン・スタイン

主演:エリーシャ・オキエレ

youtu.be

 

<あらすじ>

第二次大戦後、ヒトラー東条英機は潜水艦で

アフリカのガーナに亡命し生き延びていた

彼らは地元民を洗脳し、「ガーナアーリア人」として

一大勢力となる

 

蛇拳の使い手アデー(エリーシャ・オキエレ)は

ガーナアーリア人の道場破りで、師匠を失い

恋人も奪われる

 

復讐を誓ったアデーはヒトラーを倒す為に修行する

 

<感想>

なんというか、映画のタイトルだけで「あっ(察し)」

という内容で、小学生の落書きみたいな映画です

 

まず、ヒトラー東条英機が似てません(;'∀')

東条英機が特にひどくて、ただのアラフォーの

ハゲたおっさんにしか見えません😅

 

現地人を洗脳するシーンで、ヒトラー

何故か山刀(マチェーテ)で傷をつけられる

シーンに何の必然性も無いし…

 

まあ、真面目に観る映画ではないんだろうなと

いうのは薄々分かっていましたが

まさかここまでとは…

 

たぶん、監督でヒトラー役のセバスチャン・スタインが

ジャッキー・チェンの「酔拳」を観て

「こんな映画俺も作りてえ!」って思って

製作したのではないかと推測します

 

公式サイトで彼のプロフィールを確認すると

ちゃんと拳法習ってるっぽいけど…

 

さらに推測すると、アデー役の俳優が

ガーナでは金持ちの息子とかじゃ

無いのかな?

 

だから酔拳みたいな映画を撮りたいという

初期衝動でこの映画を撮ったと

(わずか二日で脚本完成とか、もっと練りこもうね😠)

 

こういう映画はツッコミどころ満載なので

そこを見つけて楽しむのが肝要なので、列挙してみます

 

・なんでゲーリングが黒人なの? ・ナチスが逃げる先と言えば南米では?

・肝心のカンフーがショボい ・ヒトラーの住んでいる家屋に落書きが…

・「アジア人のアソコはショボい」という国辱物の下ネタ

・影蛇拳って何?聞いた事ない拳法だけど…

・修行期間短過ぎ! ・主人公の指が切り落とされたけど、包帯で誤魔化してるだけ!

・最後のトーナメント戦のメンバーの「顔(プロフィール)」が見えない!

・とどめを刺すシーン、おそらく「モータルコンバット」の「フェイタリティ」ですね

・トーナメント戦中、やたら「ADONKO BITTERS」がアップに!

 おそらくこの映画のスポンサーなんでしょうけど、わざとらし過ぎ!

・「血染めの党旗」の呪いを解く方法が「ただ旗を燃やすだけ」…

・最終的な決着がカンフーでは無く、車の爆発!

 

と、ザっと挙げてみても本当にヒドイ😑

 

強いていいところを挙げてみますと

・吹き替え版で観ると楽しい!ゲーリング役が天龍源一郎さんで

 ナレーションが上坂すみれさん、主人公が何故か水島裕さんですが

 そこは石丸博也さんでしょ!

・アクションがショボいと書きましたが、映画の進行で

 おそらく製作陣が成長したのか、個人の身体能力なのか

 アクションは見れる物に多少はなっていきます

・アクション描写のレベル向上に合わせてか、効果音も

 それなりに良くなってもいる

 

「アフリカにもボンクラはいるんだ!」と、なんか

嬉しくなっちゃいますけど、それならそれで

映画のクオリティは上げて欲しかったです(^^ゞ

 

レンタル視聴代500円は高すぎ!

100円ならおススメです\(^o^)/