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歳月を経ると見方が変わっていました 作:手塚治虫 漫画「火の鳥 黎明編」感想

手塚治虫の有名な漫画、「火の鳥」を

久しぶりに読んで気づいた事を書いてみます

 

 

kindleunlimitedの漫画を漁っていたら

火の鳥 黎明編」が出て来たので

久しぶりに読んで見るかと思い読んで見ました

 

そしたら子供の頃には分からなかった

というか「読めなかった」部分が見えて来ました

 

ナギと猿田彦の関係って同性愛だったんですね

 

猿田彦が、卑弥呼の命令でナギの部族を

皆殺しにするのに、何故かナギだけは生かす

 

命令とはいえ、大量殺戮をした

罪悪感からひとりは生かそうとしたのかなと

思いましたが、もしかしてこの時点で猿田彦

ナギの事が気に入り、命を狙われるのも顧みず

同居するんですよね

 

猿田彦は無意識にナギに好意を抱いているんですかね?

 

出会いというか、初めて会ったのが虐殺の場面で

ナギが猿田彦を弓で射るのはこうなると

象徴的な表現に感じます

 

ナギが卑弥呼を暗殺しようとして

失敗して、猿田彦が主犯だと誤解され

彼はまだらバチの穴倉に押し込められて拷問を受ける

 

そこでハチにさされまくり、彼は醜い姿になり

鼻も大きく腫れてしまう

 

この鼻がでかいのは、作者の手塚治虫

抱いている容姿のコンプレックスの投影なので

だとしたら、そのあとナギが猿田彦の鼻の腫れを

ひかせる為に彼の鼻を口に含むシーンは完全に

口づけですよね?

 

そして、猿田彦のピンチをナギが救い

言い争っているうちにナギが

「おれはあんたが好きなんだ」と言い

猿田彦が「もう一度いえ」と言う

まわりには誰もいない

抱き合うふたり「好きだ!大好きだあ!!」

 

なんだろう、手塚先生は少年に救ってもらいたかったんでしょうか?

 

子供の頃に読んだり見たりした漫画に限らない

メディアが、歳を取って見直すとまた

違った見方ができるというのは、そのメディアが

それだけ優れているということなんでしょうね

 

でも、火の鳥が嫌なキャラクターに見えるのは

変わらなくって、コイツのせいで誰も彼もが

不幸になっていくのは見方はおんなじでした

 

まあ、どっちかというとエイリアンに見えますね

いまこうして見直すと

 

たまには大昔の漫画を読むと新しい発見がありますね

おススメです\(^o^)/