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未来の自分がやって来た Netflix 映画「アダム&アダム」感想(2022年公開)

ライアン・レイノルズ主演のSF映画の感想です

 

監督:ショーン・レヴィ(「フリー・ガイ」)

youtu.be

 

<あらすじ>

2050年、戦闘機パイロットのアダム・リード(ライアン・レイノルズ)は

妻ローラ(ゾーイ・サルダナ)を救う為、2018年に脱出する

が、怪我により2022年に着いてしまう

 

そこには12歳の自分が居て、父親を事故で亡くし

自分はいじめられ、母親との関係が上手くいってなかった

 

12歳のアダムは、2050年からアダムを見つけるが

最初自分とは分からないけど、冷蔵庫の開け方や

犬のホーキングがなついている事

アゴの傷が一緒のことから自分である事を知る…

 

<感想>

この映画、タイムトラベルSFなんですけど

最初アダム同士が顔を突き付けて会話

しているのがあまりにもナチュラルで

「え、タイムパラドックスとかどうすんの?」って

思いましたが、そこらへんは一応後で出て来ます

 

でも、科学考証とかは正直二の次っぽくて

どっちかというとシチュエーションコメディ

の要素が強いかも

 

2022年のアダム(以下小アダム)とアダムが

言い争いをするのは面白くて

「お前ってそういうやつだからいじめられるんだ」と

自分に説教するのは、自分自身であるが故に

イライラするんでしょうね

 

飼っている犬のホーキングが良くって

未来のアダムでも彼がアダムであるのを

分かっていて、すぐに懐くんですよね

 

まあ、ゴールデンレトリバーは人懐っこい

犬だからという事もありますが

 

「ローラを追って来た」と言っていたので

誰かと思ったんですけど、私は冒頭で

ぶつかった女生徒が彼女かと思ったら

そうでは無くて、まったく関連の無い

人物なのはちょっと演出上弱かったかなと

 

敵のマヤ・ソリヤン(キャサリン・キーナー)は

仕事しかない悲しいキャラだけど、それ以上の

掘り下げが無くて、もう少しひねりが欲しかったですね

 

基本的に過去と未来の自分が

出会うタイムトラベルSFで観たい物を見せてはいて

だけど、それ故に予定調和の域を出ていないのは

物足りなかったですが、最後の2人のアダムと

父親のキャッチボールはいいシーンで

父親が振り返ると二人は居なくなっていて

まだ幼いホーキングがトコトコと駆け出して

茂みを横切って成犬になる時間経過の表現は良かったです

 

最後、アダムが彼女との馴れ初めを話したとおりの

結末になる、やっぱり予定調和ENDで

まあ安心して視聴できはしたものの

それ以上の何かが欲しかったかなと

 

主演のライアン・レイノルズと監督のショーン・レヴィ

「フリー・ガイ」でも組んでいて、あの映画は

ひねりが効いていてなかなかの良作だったので

少々パワーダウンしていると感じるのは否めませんでしたね

 

「タイムトラベル」の要素と「未来の自分に会う」という

要素を抜き出すと、ライアン・ジョンソン監督の「LOOPER」の

方が面白かったですね

 

 

「LOOPER」の主人公ジョー(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)は

殺し屋で、ジョーのいる現在に未来から送られてくる

人間を処理する仕事をしている

 

ある日、いつもの様に未来から処理する人間が送られてくるけど

そいつは自分が殺される事を読んでいて

逃げられてしまう

 

そいつの正体は未来の自分(ブルース・ウィリス)で…

って展開で、ラストのオチも気が利いていたんですよねー

 

まあ、軽いテイストのエンタメ寄りの映画を

観たいならおススメです\(^o^)/