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痛い表現博覧会 Netflix製作 映画「シャドー・オブ・ナイト(原題:The Night Comes For Us)」感想(2018年公開)

ザ・レイド」のジョー・タスリムとイコ・ウワイス

主演のアクション映画の感想です

 

監督:ティモ・ジャヤント

主演:ジョー・タスリム、イコ・ウワイス

youtu.be

<あらすじ>

ある日少女の命を見逃したため、組織から

追われる身になった元トライアッドのエリート殺し屋

少女を守るため、残虐な闇社会を敵に回し

凄惨な戦いに身を投じる

 

<感想>

筋立てはシンプルで、元殺し屋が少女を

殺す事が出来ず、その為に組織から狙われ

少女を逃がす為に奮闘する

 

この映画の肝心なところはその暴力描写にあります

 

元殺し屋のイトウ(ジョー・タスリム)が

少女を守る為に仲間たちと協力して戦うのですが

その暴力描写がとにかく見ていて痛い!

 

銃撃シーンもあるんですけど、それはあくまでも

添え物で、肉弾戦や刃物、身の回りにある品々を使った暴力が

とってもグロくてエグいです!

 

精肉店でのバトルシーン、肉切り包丁や電動丸ノコ

 を使ったり、つま先に銃撃するとか見ていてこちらに

 痛みを感じさせます

・イトウが護送される車内でのシーン、リアリティを

 考えると、狭い車内で銃を撃つのはどうなんだとか

 ツッコミがあるのかも知れませんが、ここは

 狭い場所で多対一の戦いを表現したいのでご愛敬

・少女を守る為に、仲間が追っ手と対決するシーン

 「清掃中」の金属製の看板を相手の後頭部に叩きつけて

 頭が飛び散る!😱

・追っ手のレズビアン2人、片方がククリナイフで

 容赦なく切りつけ、もう片方がワイヤーで

 腕を切ったり首を絞めたり、最後の方で彼女達も

 逆襲されて、ククリナイフは内蔵がはみ出て

 ワイヤー女は自分のワイヤーで首絞められて昇天

 

そういった暴力描写が、血みどろで、さながら

「痛い表現博覧会」と化します

 

見ているうちに、その暴力表現も若干コメディ

的に見えて来たりもするんですよね

もはや笑ってしまうというか…😆

 

追っ手の中に、かつての仲間で、イトウ達が

殺し屋組織に取り込まれてしまった原因となった

アリアン(イコ・ウワイス)がいて、彼とは

かつて、仲間として過ごしていた場所で最終決戦になる

 

そこにいたるまで、イトウは相手の反撃で

殴られ、蹴られ、切りつけられるのですが

これは、彼が「ガントレット(ここでは刑罰の意)」を

受け、今まで行って来た殺しの贖罪を果たしているのだと

思います

 

守ろうとする少女は、彼の中に残されているイノセンスの象徴

 

アリアンとの最終決戦をなんとか制し

ボロボロになりながら、少女を無事逃がす

だが、因果応報、組織の追っ手が

無数に迫り、イトウは車で突進、明らかに

ハチの巣にされた様だけど、皆までは見せずに

最後にタイトルが出て来てEND

 

これ、スタントマンの人大丈夫でしたかね?

大怪我してない事を祈りますが…😅

 

痛くてグロい暴力描写と、男たちが

少女をなんとしても守ろうとする

対比が美しさを醸し出す、素敵なアクション映画です

おススメです\(^o^)/