「ザ・レイド」のジョー・タスリムとイコ・ウワイス
主演のアクション映画の感想です
監督:ティモ・ジャヤント
主演:ジョー・タスリム、イコ・ウワイス
<あらすじ>
ある日少女の命を見逃したため、組織から
追われる身になった元トライアッドのエリート殺し屋
少女を守るため、残虐な闇社会を敵に回し
凄惨な戦いに身を投じる
<感想>
筋立てはシンプルで、元殺し屋が少女を
殺す事が出来ず、その為に組織から狙われ
少女を逃がす為に奮闘する
この映画の肝心なところはその暴力描写にあります
元殺し屋のイトウ(ジョー・タスリム)が
少女を守る為に仲間たちと協力して戦うのですが
その暴力描写がとにかく見ていて痛い!
銃撃シーンもあるんですけど、それはあくまでも
添え物で、肉弾戦や刃物、身の回りにある品々を使った暴力が
とってもグロくてエグいです!
・精肉店でのバトルシーン、肉切り包丁や電動丸ノコ
を使ったり、つま先に銃撃するとか見ていてこちらに
痛みを感じさせます
・イトウが護送される車内でのシーン、リアリティを
考えると、狭い車内で銃を撃つのはどうなんだとか
ツッコミがあるのかも知れませんが、ここは
狭い場所で多対一の戦いを表現したいのでご愛敬
・少女を守る為に、仲間が追っ手と対決するシーン
「清掃中」の金属製の看板を相手の後頭部に叩きつけて
頭が飛び散る!😱
・追っ手のレズビアン2人、片方がククリナイフで
容赦なく切りつけ、もう片方がワイヤーで
腕を切ったり首を絞めたり、最後の方で彼女達も
逆襲されて、ククリナイフは内蔵がはみ出て
ワイヤー女は自分のワイヤーで首絞められて昇天
そういった暴力描写が、血みどろで、さながら
「痛い表現博覧会」と化します
見ているうちに、その暴力表現も若干コメディ
的に見えて来たりもするんですよね
もはや笑ってしまうというか…😆
追っ手の中に、かつての仲間で、イトウ達が
殺し屋組織に取り込まれてしまった原因となった
アリアン(イコ・ウワイス)がいて、彼とは
かつて、仲間として過ごしていた場所で最終決戦になる
そこにいたるまで、イトウは相手の反撃で
殴られ、蹴られ、切りつけられるのですが
これは、彼が「ガントレット(ここでは刑罰の意)」を
受け、今まで行って来た殺しの贖罪を果たしているのだと
思います
守ろうとする少女は、彼の中に残されているイノセンスの象徴
アリアンとの最終決戦をなんとか制し
ボロボロになりながら、少女を無事逃がす
だが、因果応報、組織の追っ手が
無数に迫り、イトウは車で突進、明らかに
ハチの巣にされた様だけど、皆までは見せずに
最後にタイトルが出て来てEND
これ、スタントマンの人大丈夫でしたかね?
大怪我してない事を祈りますが…😅
痛くてグロい暴力描写と、男たちが
少女をなんとしても守ろうとする
対比が美しさを醸し出す、素敵なアクション映画です
おススメです\(^o^)/