にきさんすけのバラエティショップ

ASD自覚者(確定診断未実施)が、映画や漫画等の感想を書いてます

愛を求めて悪戦苦闘する、こじらせ系女子 作:永田カビ「迷走戦士・永田カビ」紹介

愛を求めて彷徨う、ひとりの漫画家の

魂の叫びを描いた漫画の紹介です

 

 

<内容の紹介>

永田カビさんという漫画家さんを

私は知らなくて、kindle Unlimitedで読める無料

漫画を漁っていたら、表紙絵のキャラクターが

こちらを見つめているので

「なんか読まないといけないような気がする」と

感じ、読んでみました

 

どうもこの方、「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」

というレポ漫画が好評を博したそうで、この漫画でも

ご自分の自己紹介としてその作品を取り上げています

 

 

なんか、「あっ(察し)」な雰囲気で、いわゆる

「こじらせている人」なんだなというのが

何と無く漫画の序盤から分かります

 

生まれて初めて「友達の結婚式」に呼ばれ

そこで、カビさんは(このペンネームが既にこじらせてますw)

幸せそうに笑い、ウェディングドレスを着た友達を見て

「結婚式がしたい」と思う

 

「もう、一人でも良いからしたい」と、付き合っている人が

いないのに決意するところからも、彼女のこじらせっぷりが

かなりのものである事がわかって、「うわー😅」って感じ

 

そこから「一人でウェディングドレス姿の写真を撮ってもらう」

事にする…(;^ω^)

 

ネットで撮影の予約を入れ、いざ撮影開始

カメラマンと仕事が休みだった母に

「一人結婚式」を撮影してもらう

コルセットがきつく、呼吸しづらく

苦しみながら撮影し「あれ?もっと幸せになる予定じゃ?」と

訝しむカビさん

 

なんというか、ずれているんですよね

順番が違うというか、「ウェディングドレスを着たから幸せ」

では無くて、「結婚式の幸せな空気が、ウェディングドレスを

来ている友人を羨ましく見せていた」事が彼女にも

分かって、性別を過剰に意識している自分にも気づいて

さらに落ち込む(しかも雨が降る中)

 

ここで第1章が終了、ダメだ、面白いw

 

第2章から、上野顕太郎さんのエッセイ漫画「さよならもいわずに

を立ち読み(金欠の為w)し、「人がこんなにも人の事を好きになれるのか!」

と、大変な衝撃を受ける

 

どうも、カビ先生のご両親は、愛し合って結婚したのでは

無い様で(見合い結婚)、それを見て「全ての夫婦は嫌々結婚している」

と思っていた

 

…俺じゃん、これ(-_-;)

 

両親や養育者が仲良くしているのを見て

「結婚っていいもんだな」と子供時代に思えるからこそ

たいていの人は人生の善き伴侶を見つけるんでしょうね

 

私も、「愛し愛される関係」という物が分かりません(ワロエナイw)

 

それからカビさんは、Twitterで「パートナー間の愛エピソード」を

募集したところ、たくさん集まるんですけど

彼女はその事に愕然とする

 

ここで、私は爆笑してしまいました(*^▽^*)

 

なんでしょうね、私にはあまりにも遠い物なので

もはや笑うしかないというんでしょうか…😆

 

JUDY AND MARYの「LOVER SOUL」を聴き

彼女にとっては「ファンタジー」だったラブソングが

実在する事を知り、彼女にとっての現実認識が

ひっくり返される

 

SF作家P.K.ディックの小説で出て来る「ディック崩壊」

の様な物が彼女を襲い、ここでもまた爆笑w

 

俺じゃん…😅

 

また別の友人が結婚し、パートナーを「マッチングアプリ」で

知り合ったのを聞いて(この人、交友関係あるから孤独では無いですよね?)

彼女は「愛し愛される事」を手に入れようとする

 

といった感じで話が進んでいきますが

他人事では無いこじらせかたが、多くの人の共感を

呼ぶのもうなづけます、おススメです\(^o^)/