私はあまり野球に詳しく無くて、正直好きでは無いです。
野球というスポーツが嫌いというより、その周辺にからむ学校での体育会系的なノリ(マチズモ)や、甲子園という物の気持ち悪さ(将来のある選手をただの「学生スポーツの祭典」で疲弊させ、それを礼賛する態度)を見ているので、なるべく避けているんですよ(マスコットキャラクターが活躍する動画とかは楽しんで視聴しますが)
メジャーリーガーの大谷翔平選手が活躍しているのを見るのは確かに嬉しいというか、なんか「今までの企画とは違う選手が登場した」事に私は感動しているのではないかと思っています。
で、3月に行われたWBC(ワールドベースボールクラシック)ですが、私もついうっかり見てしまいました。
私は基本テレビを、映画を見る時くらいにしかつけていませんが(別に「意識高い」ツラをしてマウントを取りたい訳では無いです)本当に「ちょっと見てみるか」くらいの軽いノリで見始めたのがいけなかった。
準決勝のメキシコ戦、そして決勝でのあのドラマティックな決着の仕方を見て「うおー、すげー!」なんてこんな感情の劣化した自分でも普通に感動しました。
ですが、「videonews.com」というYouTubeチャンネルでWBCのカラクリにチラリと言及されていて「うわー、そうだったんだー」と、自分の不勉強さを
思い知らされましたね😩
WBCに言及するのは38:30秒あたりから👇
この放送によると「アメリカチームは、全然ベストメンバーでは無くそもそも利益の大半はMLB側に行くようになっていて、日本側は電通が『侍ジャパン』とう商標登録をしていて、残りの利益は電通が持って行ってしまって、その為に一生懸命プロモートしているんだ」という内容。
もちろん、実際に競技をしている各国の選手たちには関係が無くて、感動する事は別に悪い事では無いのかも知れません。
ですが、ここで読み取れる教訓というか問題はテレビメディアのクオリティがかなり落ちていてはっきり言って見る価値は既にないんだけど、それでもまだ強い影響力を持っていて、電通がその気になれば、いまだにかなりの人を誘導し視聴者を乗せる事が出来る事を証明してしまった事。
それは、どういう危険性をはらんでいるのかというと選挙の際に、テレビを使って選挙に立候補した政治家のイメージを、いくらでも操作出来ることを意味している。
私は、社会状況やカルチャーをチェックする為に主にラジオを聴いていますが、決勝が終わったその日のラジオを聴いても感動一色で、誰かが冷や水を浴びせる様な発言が一切なかった(私はTBSラジオリスナーなので、他局ではどんな事を言っていたのかわかりませんが)
まあ、ここらへんがラジオの限界なんでしょうけどかといって日本のメディアでまあなんとか信用出来そうなものと言ったらラジオくらいしか今は無いし、彼等に過剰な期待を寄せるのも酷というものなんでしょう。
WBCに問題がある事は、野球に詳しい人ならとっくに知っている事なんでしょうけど、私は知らなくてたまたまよく見ていたvideonewsでその事を取り上げていたから気付けましたが、危なかったです。
常に「目覚めている」しか無いんですねー(白目)😑