にきさんすけのバラエティショップ

ASD自覚者(確定診断未実施)が、映画や漫画等の感想を書いてます

映画「イコライザー3」公開にあたって「ナメてた奴が実は殺人マシーンもの」について

 なんか「イコライザー3」がアメリカで9月に公開されるみたいで、正直微妙な気持ちです。

 

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 まず、前作「イコライザー2」でマッコールの物語はある意味で終わっていると私は思っていて。

 

👇なんというか、内省的な話になっていくんですよねー。

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 マッコール役のデンゼル・ワシントンが68歳とお歳なのでそこらへんも「大丈夫?」等といらぬ心配をしちゃいます。

 

 「ナメてた奴が殺人マシーンもの(以下ナーメテーター)」という言葉は映画ライターの「ギンティ小林」さんが発明したのですが、その意味は「一見大したことなさそうな奴が、実はとんでもないやつだった」という映画のジャンルの事です。

ja.wikipedia.org

 

 「イコライザー」の他にも「ジョン・ウィック」や「96時間」「Mr.ノーバディ」「沈黙の戦艦」等があります。

 

 で、ちょっと各「ナーメテーター」映画を比較してみますとまず、「イコライザー」ですが、主人公マッコールは普段はホームセンターの仕事をしていますが、知り合いの

娼婦が暴行された事を機に、自身の特殊工作員だった過去の技術を駆使してロシアンマフィアと戦うという内容。

 

 彼の行動の動機は、「自分の周りにいる困った人達を助ける」なのですが、それだけではなく、彼の中にある凶暴性を発揮する口実が欲しくてマッコールは困っている人達を助けている様な気がします。

 

 👇最初の「瞬殺」シーン、笑っちゃうほど強い!

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 なんか、ドラマ版がある様で、観てみたいのですがAXNなので、視聴環境が…😅

 

 👇マッコールがシングルマザー?イイ!観たい!

www.axn.co.jp

 

 似た傾向としては「Mr.ノーバディ」の主人公ハッチもたまたま裏切り者が良き家庭人になっているのを目撃し「普通の生活」に憧れて「会計士」という殺し屋稼業から

引退し、家庭を持つけど、殺し屋時代の楽しさが忘れられず、結果としてロシアンマフィア相手に殺し屋稼業を再開するという内容で「むしゃくしゃしてやった、後悔はしてない」って感じ👇

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 「ジョン・ウィック」の主人公ジョン・ウィックはかつてロシアンマフィア(また!)の凄腕の殺し屋だったけど、結婚を機に引退する。

 

 妻は病死するけど、ジョンの為に犬を残してくれ彼は心の支えを得て生活するけど、ロシアンマフィアのバカ息子が、よせばいいのにジョンの車を奪う為にジョンの家に強盗に入り、その最中に犬を殺してしまう。

 

 全てを失ったジョンは、バカ息子を追い求める内に自分がかつて所属していたロシアンマフィアと敵対しそいつらと戦ううちに、殺し屋としての自分を取り戻してしまう。

 

 

 「96時間」の主人公ブライアンは、最初ダメ親父で娘を誘拐され、その奪回を描く話なんですが物語が進行するうちに、彼が元CIAの工作員である事が明かされる。

 

 

 「沈黙の戦艦」の主人公ケイシー・ライバックは戦艦ミズーリのコックなんだけど、艦内に侵入したテロリストに適切に対処し、彼が元ネイビーシールズの指揮官である事が明かされる。

 

 👇スティーブン・セガールの俺様度が強いかな?😅

 

 この様に、最初大したこと無い感じを出しといてそこから実はこいつすごい奴だったという展開にして観る者にカタルシスを与えるのがナーメテーターの醍醐味です。

 

 もはやひとつのジャンル映画になっていますね!まだまだナーメテーターはあるので、自分で探してみるのもいいですね\(^o^)/